【第20回】こども発達支援センターについて

Blog【第20回】こども発達支援センターについて

お知らせ・ブログ2015/07/02

吹田市千里山東にある通いやすい歯医者「あらかわ歯科・矯正歯科」。こちらは、【【第20回】こども発達支援センターについて】に関するページです。当ブログでは、クリニックからのお知らせや新着情報、歯科診療に関することなどを随時更新しています。もしお口のことで気になること、お悩みがあれば、ぜひお早めに当歯医者までご相談ください。当歯医者ではできるだけ歯を残し、痛みが少ない治療をご提案しています。

【第20回】こども発達支援センターについて

子どもの成長はひとりひとり違います。ですから、他の子と比較して、「ここが違う」「こんなことができない」などとあまり細かくチェックして悩まないほうがよいとよく言われます。

しかし、中には周囲の人たちが十分に配慮してあげないと、本人も家族も辛い思いを抱えることになる発達障害を持つ子どももいます。ですから、少しでも理解を深め、支援の手を差し伸べてあげましょう。

◆発達障害を持つ障害児に支援の手を

発達障害者支援法で定める発達障害は、自閉症やアスペルガー症候群などの広汎性発達障害、学習障害(LD)注意欠陥多動性障害(ADHD)で、それらの障害を持つ人に対しては、周りが支援を行えるよう、法令で細かく定められています。

例えば、自閉症の子どもは、生まれつき脳の機能に障害があるため、他人とのコミュニケーションがうまく取れず、自分の興味のあることにだけ強いこだわりを見せます。アスペルガー症候群は、知的障害を伴わない自閉症の一種ですから、やはり他人とのコミュニケーションをうまく取れず、強いこだわりのあるものにだけ集中する傾向が見られます。

学習障害は「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」などの機能のうち、特定の分野の習得や使用が著しく困難な症状で、注意欠陥多動性障害は、年齢や発達段階にそぐわない低い注意力や多動性、衝動性が目立ちます。

いずれにしても、見た目は一般的な子どもと変わらないため、障害児本人の苦しさが周囲に理解されにくいというのが特徴です。

◆「こども発達支援センター」とはこんな施設です

吹田市では、発達障害をもつ障害児とその家族の支援のため、「こども発達支援センター」を設置し、運営しています。「地域支援センター」と「杉の子学園」「わかたけ園」の3つの施設からなり、中でも「杉の子学園」と「わかたけ園」は、児童福祉法第43条で規定されている「児童発達支援センター」という位置づけで運営されています。

また、「地域支援センター」も障害児相談支援事業、および特定相談支援事業としての指定を受けました。更に、平成27年4月からは、保健所などに在籍、利用している発達障害を持つ子どもたちが、保育所などの集団生活に少しでも適応できるよう、専門的な立場で支援を行うための条例改正が行われました。この改正により、地域支援センターでも国の基準に沿った「保育所等訪問支援事業」を行うことができるようになっています。

吹田市ではこれら3つの施設が相互に連携を取り、発達障害を持つ子どもとその保護者の支援に当たっています。ですから、子育て中のお父さん、お母さんの中で、「言葉が出るのが他の子と比べて遅い」「いつもそわそわして落ち着きのなさが目立つ」「お友だちと仲よく遊べない」ということを心配されている方がいらっしゃるようでしたら、1人で悩まず相談してみてください。また、そのような方が周りにいるという方は、ぜひ教えてあげてくださいね。

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