Blog【第15回】朝食と歯の健康の関係について
お知らせ・ブログ2015/06/01
吹田市千里山東にある通いやすい歯医者「あらかわ歯科・矯正歯科」。こちらは、【【第15回】朝食と歯の健康の関係について】に関するページです。当ブログでは、クリニックからのお知らせや新着情報、歯科診療に関することなどを随時更新しています。もしお口のことで気になること、お悩みがあれば、ぜひお早めに当歯医者までご相談ください。当歯医者ではできるだけ歯を残し、痛みが少ない治療をご提案しています。
Og/皆さんは噛むことを意識した食事をしていますか? 噛むことは全身の健康にも影響します。食べ物をあまり噛まずに飲み込んでしまったり、噛まなくても飲み込みやすい柔らかいものばかり選んで食べたりしている人は注意してくださいね。噛む力が弱くなると、身体中にいろいろな影響が出てきてしまいます。
◆噛むことの大切さ
例えば、噛むことによって分泌される唾液は、でんぷんの消化酵素を含んでいるだけでなく、口の中を清潔に保つ機能や、感染を予防する機能も持っています。そのため、正常に分泌されなくなると、虫歯や歯周病が起こりやすくなり、口臭も強くなってしまいます。また、よく噛まないと、満腹中枢が十分に機能せず、過食や肥満の原因にもなりますし、脳への血流量にも影響するんですよ。
とは言え、吹田市食育推進計画によると、噛むことを意識した食事をしている児童や生徒の割合は5割弱だそうです。子どものうちにしっかりとした咀嚼力を付けておかないと、大人になってから脳やお口のトラブルに悩まされかねませんから、保護者の方はきちんと噛む習慣をつけてあげてくださいね。おすすめは、午前中の授業からきちんと頭が働くように、朝食をしっかり噛んで食べる習慣づけです。
なお、噛みあわせなど噛む力を十分に発揮できないようなトラブルがある場合は、かかりつけの歯科にご相談ください。お子さんの噛む力を育ててあげましょう。
◆あいさつも大事です
先にも触れましたが、朝食をしっかりと噛んで食べる習慣づけはとても大事です。朝食をよく噛むことは、歯科の面だけでなく、一日を健康に過ごすためにも重要な役割を果たすからです。
朝食を食べると体温が上がるため身体が動きやすくなりますし、よく噛んで食べれば頭も十分に働くようになります。そのため、健康的に過ごせるだけでなく、作業効率も高まりますし、注意力を発揮できるのでケガなどもしにくくなります。これは子どもだけに言えることではなく、大人でも同じです。
しかし、吹田市食育推進計画を見てみると、子どもの間は朝食を食べる人の割合が9割を超えているのに、20代~30代になるとその割合が7割ほどに減少することがわかります。それは全国的な傾向だそうで、「時間がない」「食べる習慣がない」という理由を挙げている人が多いということですから、余裕を持って起き、きちんと朝食を食べるということを子どもの頃から習慣づけておくかどうかが大人になってからも影響するようですね。
また、食事のとき「いただきます」「ごちそうさま」を言う人が意外と少ないという調査結果も載っていました。それはどうも孤食化の影響が大きいようです。一緒に食べる相手がいないとあいさつをしなくなり、栄養を摂取するだけの作業になりがちということでしょうか。あいさつする相手がいることも食事には大事なんですね。